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水平思考の世界 〜書評〜

シュガー

水平思考の世界


今回は水平思考の世界という本を紹介します。(エドワード・デボノ)


水平思考とは?


デボノは従来の論理的思考や分析的思考を垂直思考(Vertical thinking)として、論理を深めるには有効である一方で、斬新な発想は生まれにくいとしている。
これに対して水平思考は多様な視点から物事を見ることで直感的な発想を生み出す方法である。
垂直思考を既に掘られている穴を奥へ掘り進めるのに例えるのなら、水平思考は新しく穴を掘り始めるのに相当する。

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水平思考とは、この本の著者が提唱し、作り出した造語なんです。

ちなみに著者のデボノさんは、本の中でこう言っていて、

「水平思考」という言葉は、簡単で自然な想像的思考法を通じて、新たなアイデアを生み出すように脳を仕向けることができることを強調したくて作った造語であり、
一般的により評価の高い論理的思考法、すなわち「垂直思考」とは異質かつ正反対の思考法である。



アイデアを生み出す発想法と思っていただいて大丈夫です。




水平思考でしか解決できない問題がある。


あなたは借金をしています。

借金取りが、家にやってきて金を返せと言ってきた。

しかしあなたはお金を持ってはいない。

そんな中、どうしたことか賭けをすることになった。


袋の中に白い小石と、黒い小石を1つずつ入れておき、そこから小石を1つ取り出さなければならない。


選んだ小石が黒ならば、借金は2倍になる。
選んだ小石が白ならば、借金は帳消しになる。


この話をしていたとき、2人は自宅の小石を敷いた庭に立っており、借金取りはかがんで小石を2つ拾った。

しかし、借金取りが拾ったのは2つとも黒の小石でした。


さあ、あなたならどうする?




垂直思考の持ち主なら通常、このような状況では役にたたない。
垂直思考の持ち主の選択肢は以下の3つになることだろう。


1、小石を取り出すのを拒否する。
2、袋に入れられた小石は2つとも黒であることを示し、借金取りの不正を暴く。
3、黒い小石を取り出す。

この3つともダメだ。


この物語で、垂直思考と水平思考の違いがわかる。


垂直思考の持ち主は、小石を取り出さねばならないという事実に着目する。

対して、水平思考の持ち主は、袋に残されたもう1つの小石に着目する。


さて、あなたは袋に手を入れて小石を1つ取り出すと、その小石をうっかりを装って落としてしまった。

小石はすぐに庭の他の小石と紛れ込んで分からなくなってしまった。



ここで、あなたは言うのです「でも大丈夫、袋に残された小石を見れば私が選んだ小石がどちらかわかりますもの。




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垂直思考の弱点

1つ目の弱点は、結論に至る道を1本でも見つけだしたらほかのもっと良い近道を探す必要がなくなってしまう。

2つ目の弱点は、論理的に思考を進める際の方向性にある。


赤ん坊の母親だと主張し合う2人の女性がソロモン王の前に連れてこられた時、赤ん坊を二つに切って2人に半分ずつ与えよと王は命じた。

おそらく王の最大の関心は公正な裁きを行なって赤ん坊を救うことにあったのだから、それとは正反対の命令をしたことになる。

しかしその結果、わが子が殺されるのを見るよりはマシだと、相手の女性に赤ん坊を渡すことを選んだ女性が本当の母親であることが最終的にわかったのである。



水平思考では、固定した方向がないので、問題を解決するためなら一旦問題から遠ざかることも簡単にできる。とデボノは言う。


水平思考の4つの原則


1、支配的なアイデを認識すること。

水平思考には4つの幻想があると言っていて、簡単に紹介します。

どんなものでもそうだが、説明に用いられるものは任意に選ばれるものに過ぎない。
非常に役にたつ単位ではあっても、それしかないと思い込むのは、視野を狭めるのでよくない。


2、様々なものの見方を探し求めること。

グラスにワインが半分しか入っていないと見るか、グラスにワインが半分もあると考えるか。

上の物語での解決策でも、袋に残っていた小石が重要であったように、様々なところからものの見方を探してください。


3、垂直思考の強い支配から抜け出すこと。

垂直思考は、アイデアを作ることの妨げになるということを理解しておこう。水平思考の弱点は上で取り上げた通りです。


4、偶然の機会を活用すること。

セレンディピティという言葉がありまして、

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることである。

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なんだか素敵な言葉ですよね。


本屋さんに行って、目当ての本を探していたら面白そうな本を見つけた時のような感覚です。

デボノがここで言いたいのは、

偶然に気づきそれを掴み取る力が重要になると言います。





まとめ


私はこの水平思考に対して、客観的に見ると天才の発想法と考えます。

この本を読んでいて思い浮かんだのは、一休さん、シャーロックホームズなどでした。

もしかしたら、「無知の知」で有名なソクラテスさんも、この水平思考を使って、「無知の知」という発想に至ったのではないか?と考えるほどでした。

しかし、この本を読むことで、あのアイデアはこういうプロセスを経てできたものだったのか!とわかるかもしれません。

自身が興味を持った理由の一つに、メンタリストDaiGoさんの弟の松丸良吾さんがいますが、彼も頭がいいなと思うことがよくあります。

もっというと、この著者も相当な頭のいい人なんだろうな、天才なんだろうな、と。


実はもう一冊水平思考についての本を紹介してますので、気になった方はこちらもどうぞ!

水平思考入門。




いかかがでしたでしょうか?





参考にしてください。






※参考文献


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Posted byシュガー

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